木下季吉 に関する資料

２０２４年２月１日更新

1. "Der Doppler-Effekt im Spektrum des Quecksilbers"
   "The Doppler-Effect in the Spectrum of Mercury."
   J. Stark, W. Hermann and S. Kinoshita
   Annalen der Physik, Vol.21, No.13, pp.462-469 (Nov. 1906)
   doi:10.1002/andp.19063261304 [Link to the Image at Gallica Free]
   
   
2. "Über ultraviolette Duplet des Zinks, Kadmiums und Quecksilbers und über thermisch inhomogene Strahlung"
   "Ultra Violet Doublets of Zinc, Cadmium and Mercury and on the Thermic Inhomogeneous Rays."
   J. Stark and S. Kinoshita
   Annalen der Physik, Vol.21, No.13, pp.470-482 (Nov. 1906)
   doi:10.1002/andp.19063261305 [Link to the Image at Gallica Free]
   
   
3. "Spectral analytical observations on channel rays in combined gases."
   S. Kinoshita
   Physikalische Zeitschrift, Vol.8, pp.35-38 (1907)
   
   
4. "Bestimmung absoluter Werte von Magnetisierungszahlen, insbesondere für Kristalle"
   "Determination of the Absolute Value of Magnetisation Numbers, in Particular of Crystals."
   W. Voigt and S. Kinoshita
   Nachr. Gesellsch. Wiss. Göttingen, Vol.1907, pp.123-144 (1907)
   Annalen der Physik, Vol.24, No.13, pp.492-514 (Nov. 1907)
   doi:10.1002/andp.19073291306 [Link to the Image at Gallica Free]
   
   
5. ゲッチンゲン大学留学中の木下季吉に関して
   private communication with Dr. Amelia Bonea (2018)
   
   
6. "Condensation of the Actinium and Thorium Emanations."
   S. Kinoshita
   Philosophical Magazine and Jounal of Science Ser.6, Vol.16, No.91-96, pp.121-131 (Jul.-Dec. 1908)
   doi:10.1080/14786440708636493
   
   
7. "The Photographic Action of the α-Particles Emitted from Radio-Active Substances."
   S. Kinoshita
   Proc. Roy. Soc. Lond. Ser.A, Vol.83, No.564, pp.432-453 (Mar. 1910)
   doi:10.1098/rspa.1910.0033
   
   
8. Staff and Research Students of Manchester University Physics Department, 1910
   Manchester 大学留学中の集合写真、Rutherford をはじめ Geiger, Marsden らとともに
   写真は玉名市立歴史博物館こころピアの所蔵品 （木下季吉の遺族（三女 安さん）からの寄贈品）
   名前は"Rutherford at Manchester"(edited by J.B. Birks, Heywood & Co., 1962)より転載
   
   
9. 帝国大学理科大学の集合写真
   写真はすべて玉名市立歴史博物館こころピアの所蔵
   木下季吉の遺族（三女 安さん）からの寄贈品
   
   
10. 「學位授與(4月20日)」學位記及論文審査ノ要旨
    文部省
    官報 第八〇四七號 明治43(1910)年4月22日
    
    
11. 夏目漱石日記
    文中の「木下理学博士」に関して、岩波書店『漱石全集』の注解には、
    五高の化学教授の木下真三郎のこととあるが、正しくは寺田寅彦とともに
    夏目漱石や田丸卓郎の教えを受けた木下季吉のことと考えられる。
    明治44(1911)年7月3日
    
    
12. "On the Amount of the Radioactive Products present in the Atmosphere."
    S. Kinoshita, S. Nishikawa, and S. Ono
    Philosophical Magazine and Jounal of Science Ser.6, Vol.22, No.132, pp.821-840 (Jul.-Dec. 1911)
    doi:10.1080/14786441208637182
    
    
13. 「大氣中に於ける放射能作性物質につきて」
    木下季吉、西川正治
    氣象集誌. 第1輯, Vol.30 No.8 pp.127-144 METEOROLOGICAL SOCIETY OF JAPAN (1911)
    doi:10.2151/jmsj1882.30.8_127
    
    
14. 「放射性物質と放射線」
    木下季吉
    180p. 九州帝國大學醫科大學雜誌部 (1913)
    
    
15. 「ラヂウム、エマナチオン」
    長岡半太郎、木下季吉
    東京帝國大學卒業式に於ける台覧品説明
    東洋學藝雜誌, Vol.383, pp.421-422, 東洋學藝社(1913)
    
    
16. 「放射性能作に就て」
    木下季吉
    大正３年５月28日通常會に於て演説
    電氣學會雜誌 34(312), pp.589-604, 1914
    doi:10.11526/ieejjournal1888.34.589
    
    
17. "The Track of the α Particles in Sensitive Photographic Films."
    S. Kinoshita, and H. Ikeuti
    Philosophical Magazine and Jounal of Science Ser.6, Vol.29, No.171, pp.420-425 (Mar. 1915)
    doi:10.1080/14786440308635321
    
    
18. "On the Photographic Action of α, β and γ Rays emitted from Radioactive Substances."
    S. Kinoshita, and H. Ikeuti
    Journal of the College of Science, Tokyo Imperial University, Vol.37, Article 10, pp.1-17 (1917)
    http://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/dspace/bitstream/2261/32996/1/jcs037010.pdf
    
    
19. 「世界學会に仲間入の學術研究會議陣容整ふ」
    時事新報 大正9(1920)年11月27日
    
    
20. "On the Tracks of α Particles emitted by Actinium Emanation and Its Next Disintegration Proclaet."
    S. Kinoshita, H. Ikeuti and M. Akiyama
    Proceedings of the Physico-Mathematical Society of Japan. 3rd Series Vol.3, No.9, pp.121-133 (1921)
    http://www.journalarchive.jst.go.jp/japanese/jnlabstract_ja.php?cdjournal=ppmsj1919&cdvol=3&noissue=9&startpage=121
    
    
21. 「理學博士木下季吉君ノ放射線ニ關スル研究ニ對スル授賞審査要旨」
    日本学士院恩賜賞(1923)（外部リンク）
    
    
22. "Photographic action of the α rays.", "Recoil atoms."
    E. Rutherford, J. Chadwick and C.D. Ellis
    "Radiations from Radioactive Substances.", pp.56-60, pp.153-156 the Cambridge University Press (1930/1951)
    
    
23. 「放射性現象」
    木下季吉、秋山峰三郎
    岩波講座 物理學及び化學 物理學 VII. C. pp.99-175 岩波書店 (1931)
    
    
24. 「帝國大學出身名鑑」
    勝田 一 編
    「帝國大學出身名鑑」, p.キ3 校友調査會 (1932)
    （誤植のため、木下秀吉となっている。続くページに甥の正雄、道雄、兄の彌八郎が記載されている。）
    
    
25. 「ラザフォード卿への追憶」
    桑木 或雄
    「科学」, Vol.8, No.1, pp.29-31 岩波書店 (1938)
    
    
26. 「ラヂウムの研究で學士院賞を貰つた輻射學の權威木下季吉博士」
    佐伯 清先
    「先覺肥後の科學者」, pp.182-185 二松堂 (1944)
    
    
27. "Photographic Action of α-Particles"
    C.F. Powell, P.H. Fowler and D.H. Perkins
    "The Study of Elemntary Particles by the Photographic Method.", pp.11-17, Pergamon Press (1959)
    
    
28. 「放射能測定の歴史」
    飯盛 里安
    化学の領域, Vol.13, No.10, pp.689-696 (1959)
    
    
29. 「放射線と放射化学」
    飯盛 里安
    化学と工業, Vol.13, No.5, pp.510-512 (1960)
    
    
30. "The Track of the α Particle in Sensitive Photographic Films."
    S. Kinoshita, H. Ikeuti
    日本科学技術史大系 第13巻・物理科学, pp.173-175, 第一法規出版 (1970)
    上記 Phil. Mag. J. of Sci. Ser.6, Vol.29, pp.420-425 (1915) の日本語訳
    
    
31. 「放射能測定の歴史」
    飯盛 里安
    日本科学技術史大系 第13巻・物理科学, pp.215-217, 第一法規出版 (1970)
    上記、化学の領域, Vol.13, No.10, pp.689-696 (1959) からの抜粋
    
    
32. 「電子線回折事始めの頃」
    菊池 正士
    日本結晶学会誌 Vol.12, No.3, pp.170-173 日本結晶学会 (1970)
    
    
33. 「実験屋か理論屋か ― 大学時代」
    熊谷 寛夫
    「実験に生きる」pp.22- 中央公論社 (1974)
    
    
34. 「本郷」−連載第四回−
    木下 順二
    「群像」, Vol.37, No.4, pp.126-137 講談社 (1982)
    
    
35. 「原子力と私」−①奇蹟の年
    伏見 康治
    「放射線と産業」, Vol.33, pp.33-39, 放射線利用振興協会 (1986)
    
    
36. 「物理学者木下季吉の生涯」（研究ノート）
    坂間 和史
    サジアトーレ, No.15, pp.17-19, サジアトーレ同人 (1986)
    年表に旧制第五高等学校で「夏目漱石、寺田寅彦、田丸卓郎と同期」とあるのは誤り、
    夏目漱石、田丸卓郎は当時の五高の教員。
    （下記、「熊本時代の青木昌吉と『邦語独逸文学』」でも確認できる。）
    
    
37. 「木下季吉の写真乾板研究」（その２）
    坂間 和史
    サジアトーレ, No.16, pp.63-65, サジアトーレ同人 (1987)
    
    
38. 「日本における放射能研究のあゆみ　−先人の業績を偲んで−」
    斎藤 信房
    フィルムバッジニュース, No.227, pp.1-5, 千代田テクノル (1995.11.1)
    
    
39. 座談会「数物学会の分離と二つの科学」の一部
    日本物理学会誌, Vol.51, No.1, pp.26-36 (1996)
    全文は http://www.jps.or.jp/books/50thkinen/50th_01/011.html で閲覧可能
    
    
40. 「ラドンをめぐる諸々の話」（放射線・RI塾）
    下 道國
    Isotope News, No.555 (2000年8月号), pp.16-19, 日本アイソトープ協会 (2000)
    
    
41. 「木下季吉の学生時代」
    原田 良輔
    徳島科学史雑誌, No.19, pp.6-10, 徳島科学史研究会 (2000)
    
    
42. 「木下季吉の東大在職時代」
    原田 良輔
    徳島科学史雑誌, No.21, pp.13-18, 徳島科学史研究会 (2002)
    妻ツネの従兄に関して、「コピーが不鮮明で蘇熊という人がどんな人か確認できなかった。」
    とあるが、上記「帝國大學出身名鑑」によれば、熊本縣士族 本多蘇熊 と読める。
    （本多蘇熊は、熊本海外協会蒙古派遣員という肩書きで滿蒙研究彙報に
    　「塩湖に就ての伝説」という寄稿がある。）
    
    
43. 「熊本時代の青木昌吉と『邦語独逸文学』」
    https://kumadai.repo.nii.ac.jp/records/23208
    上村 直己 著　「九州の日独文化交流人物誌」, pp.75-77
    熊本大学文学部地域科学科, 181p, (2005)
    
    
44. 「放射能研究の初期の歴史　４」（放射線・RI塾）
    清水 榮
    Isotope News, No.615 (2005年7月号), pp.32-35, 日本アイソトープ協会 (2005)
    
    
45. 「日本における放射化学の黎明と進展(1907-1957)」
    斎藤 信房
    放射化学研究50年のあゆみ, pp.1-7 日本放射化学会 (2007.9.23)
    
    
46. 「木下順二と山本安英（一）」
    不破 敬一郎
    図書, No.718 (2008年12月号), pp24-31, 岩波書店 (2008)
    （家系略図で季吉らの従兄の広次が兄弟となっているのは、広次が季吉らの姉の常子(お常)の夫であるため。）
    
    
47. 「和田三造文献紹介『南風』の頃」
    平瀬 礼太
    姫路市立美術館研究紀要, 第10号・2009年, pp1-17, 姫路市立美術館 (2010)
    和田三造が三蔵法師の筆名で雑誌『L.S.』(1905年7,8月)に寄稿した「大島日記(一)」「大島日記(二)」の全文が再録されており、その中に木下季吉が登場する。同行者として登場する「富士」は「藤（教篤）」のことか？（確認する術なし）
    
    
48. 読売新聞記事より
    1910年 4月19日 朝刊 p.2　「新博士十名決定」「新たに理學博士を授けられる可き小川正孝氏、木下季吉氏、眞島利行氏（写真）」
    小川正孝は「幻のニッポニウム（実際はレニウム）」の発見者（後に東北帝国大学総長）
    1922年 7月23日 朝刊 p.5　「ラヂウムに冒されて木下博士一眼を失ふ」
    上記「本郷」「木下季吉の東大在職時代」にある通り、直接の原因は実験器具の破損に伴うもの。
    1923年 3月 7日 朝刊 p.5　「學者の最高榮譽たる學士院本年度の受賞者決す」
    1955年 6月30日 夕刊 p.2　「新・人物風土記(340) 熊本県の巻(十)」 （季吉より年少の熊雄を兄としているのは誤り）
    
    
49. 「木下家の人々　〜季吉(すえきち)・熊雄・父助之〜」 玉名市立歴史博物館こころピア　企画展リーフレット
    開催期間：2017(平成29)年5月27日(土曜日)〜2017(平成29)年7月9日(日曜日)
    展示物写真（学術目的調査のための撮影許可取得の上撮影）
    
    
50. 「木下家と玉名」 玉名市立歴史博物館こころピア リーフレット
    
    
51. 木下家 系図 （一部分のみ）
    
    
52. 掃苔録